糖尿病かもしれない。そう思った時のチェック方法は

なかなか気付きにくい自覚症状が出にくい糖尿病

たとえ自分が気づいていなくても、糖尿病になっているという場合が意外に多いと言われています。 そこで、ひょっとしたら糖尿病かもしれない、と思った時には是非とも、下記の幾つかの点をチェックしてみるようにしましょう。

自分が糖尿病かもしれないと思った場合に行なうべきチェック方法の一つは、自分の尿をチェックすることです。 尿のチェックと言っても、必ずしも医療機関へ行って検査をしてもらわなければならないわけではありません。 もちろん、しかるべき機関での検査ができれば、それに勝るものはありませんが、 糖尿病かどうかはっきり分からないような段階では、まず自分の尿を自分でチェックする簡単な方法を採用することができるでしょう。 きちんと自分の尿をチェックしている人は、異常にも気付きやすいものです。 例えば、糖尿病の初期症状の一つに、尿の量が増えるというものがあります。 なぜなら、実際に尿の中に糖が出ていく時に、水分を一緒に排出するために量が増えるからです。 それで、最近尿の量が増えてきたような気がするというのであれば注意が必要でしょう。 また、尿の量に加えて、ついでに尿の匂いもチェックしておきましょう。 糖尿病は文字通り、尿の中に糖が混じるものです。 甘ったるいような匂いがするとしたら、要注意です。 このような尿のチェックは毎日簡単に行なうことができるため、是非欠かさず行なうようにしましょう。

毎日チェックできる尿以外にも、外見の変化

また、実際に糖尿病になってしまっている場合、体の外見にも幾らかの変化が生じるものです。 そのため、糖尿病かもしれないと思ったなら、自分の外見、つまり見た目をチェックするようにしましょう。 その際のチェック方法としては、足のむくみや体重の増加、その逆に体重の減少などがあります。 特に、いつも空腹を感じており、食欲もしっかりあり、たくさん食べているのに体重が減っているという場合には要注意でしょう。 一般的に言って、糖尿病にかかると、摂取した糖分をエネルギーに変えることができなくなってしまいます。 その結果、私たちの体の中で何が生じるかと言うと、必要なエネルギーの確保なのです。 それも、筋肉や脂肪の中にあるタンパク質を分解することによって、必要なエネルギーを確保しようとするのです。 そのために、普通に食べて、減量もダイエットもしていないのに、体重が減ってしまうというわけです。 それで、しっかり食べているのに体重が勝手に減っていくという症状が見られる方は、十分に注意することが必要でしょう。

こんな症状などもチェックしましょう

さらに、自分が糖尿病かもしれないと思った場合に行なうことのできる別のチェック方法は、 自分の体にあらわれている症状をチェックすることです。 実際に、人が糖尿病を患うようになると、実にいろいろな症状が現れてくるものです。 具体的に言えば、急に立ちくらみがしたり、顔の神経が麻痺したり、手足がしびれたりすることがあります。 さらには、胃のもたれを感じたり、便秘や下痢の症状が見られたりします。 また尿が出にくくなったり、排尿後も残尿感を感じたりすることさえあると言われています。 これらの症状に加えて、一般によく見られる症状として、のどの渇きを挙げることができます。 既に記述しましたように、糖尿病になると尿の量が多くなるものです。 このように尿の量が多くなれば、それだけ体内の水分が排出されてしまいます。 つまり、体の中からたくさんの水分が出ていってしまうため、のどが渇くというわけです。 のどの渇きがひどく、人によっては夜中に目覚める程であるとも言われています。 それで、最近無性にのどが渇くという方、またそのような症状がしばらくの間続いているという方は、 糖尿病かもしれないので注意が必要でしょう。