糖ダウンは効果なし?!30日間使ってみた本音口コミレビュー

血糖値を下げる糖ダウンを紹介。運動療法・糖質制限に加えて、血糖値を下げる糖ダウンを日常の食事に加えましょう。今までよりもずっと楽に血糖値を下げる方法も教えます。

糖尿病にきく糖ダウン、その副作用など。

本当に怖いのは合併症

現代病といわれている”糖尿病”という病気をみなさんよく耳にするのではないでしょうか。 糖尿病というと名前に尿とついているので尿に糖がでる病気だと思われがちですが、本来血糖値が高くなる病気です。 血糖値が高くなる事によって血液中に溢れたブドウ糖(糖分)を排出しようと尿に混じり、尿糖が出てしまうのです。 この病気自体は怖くはありませんが、本当に怖いのは合併症です。 目が悪くなる糖尿病性網膜症、腎臓が悪くなる糖尿病性腎症、末梢神経が悪くなる糖尿病性神経障害の三大合併症があります。 血糖コントロールが悪くなってくると最悪の場合失明したり透析をしなければなりませんし 手足がしびれ、細菌、ウイルス、カビなどの抵抗力が落ちてしまい重度の感染症を引き起こしてしまう可能性も出てくるのです。 日常生活の中で血糖値の事を考え、食事や運動に気を配ることで高血糖を防ぐ事が可能ですが、仕事や家事で忙しい中 それを意識し続ける事は非常に難しいですよね。

高血糖も怖いですが低血糖になる事も怖い

そこで”糖ダウン”というおすすめの商品があります。 特徴として、一般的な血糖値のサプリは飲むことによって糖の吸収を抑え血糖値の上昇を防いでくれますが、 この糖ダウンは、吸収した糖の燃焼をサポートして血糖値の上昇を緩やかにしてくれるのです。 そして燃焼した糖はエネルギーとなり体を動かす活力の源になるので、血糖値の上昇を防ぐだけでなく健康的にも なれるということです。 一日の時間や食事をする時間にとらわれることなく、一日一回一粒を目安に余裕のある時に飲んで頂くだけなので 時間にとらわれることがないので続けられるのではないでしょうか。 血糖値は食事に関係なくストレスや寝不足だけでも上昇してしまいます。 脳のエネルギー源はブドウ糖(糖分)で生命維持にも必要不可欠なので、本来人間の体は血糖値が上がりやすく作られています。 高血糖も怖いですが低血糖になる事も怖いのです。 なぜかというと健康な人でもなるからです。

手軽に摂取でき健康的になれる糖ダウン

血糖値が下がりすぎることにより異常な空腹感や震えなどの症状がでてきます。 そしてさらに低血糖がひどくなると最悪の場合死に至ることがあるのです。 糖ダウンを飲むことによってこのような低血糖の副作用が出てしまうのではないかと気になるかもしれませんが 成分を見る限り血糖値を下げるものの、必要以上に下がり過ぎてしまうことは医薬品ではないので そのような症状が見られないと思います。 血糖値が気になり始めた方や、血糖値が高い方手軽に摂取でき健康的になれるこの糖ダウン、 ぜひ一度お試しになってはいかがでしょうか。

糖ダウンの効果が表れ始めるのは何日目から?

糖ダウンは1日1回いつでも

糖ダウンは臨床実験も行われている機能性表示食品です。 他の糖尿病や血糖値改善に効果があるとされるサプリだと食前に飲むことが推奨されていて、 食前に飲むことで食事で摂取した糖の吸収を防ぐ効果があるためです。

糖の吸収を防ぐことが出来れば上昇が緩やかになり、血糖値や糖尿病の改善が期待出来ます。 一般的に食事は1日に3回とるのでその都度サプリを飲む手間があります。

糖ダウンは1日1回いつでも飲むだけで良いです。 それは糖の吸収を防ぐ効果が無いためで、糖の吸収を防ぐというのではなく糖の燃焼を促す体質へ改善して、ヘモグロビンを増やして血液を改善することが目的になっています。

糖の吸収を防いで食後の血糖値が上がるのを抑えます

他にも空腹時や食後の数値も改善する効果があります。 これも糖の吸収を防ぐのではなく、糖を燃焼させて血液を改善させる効果があるためです。

他のサプリだと糖の吸収を防いで食後の血糖値が上がるのを抑えますが、糖ダウンは元から改善していくので両方の効果が期待出来ます。

機能性表示食品なので安心です。 メーカーはSBIグループのSBIアラプロモ株式会社です。

サプリは一般的に薬ではないため即効性はない

よく糖尿病などを改善するサプリを販売しているメーカーは実際はよくわからないメーカーだったりします。 それに比べてSBIアラプロモ株式会社は東証一部上場企業のSBIホールディングスの一員の会社が作っています。

またカプセル状になっていて、1日1回飲むだけなので旅行や出張先などでも手軽に持っていけます。 臨床実験は済んでいて、実際に糖尿病患者の人に試してもらい一定の効果があったと報告されています。

飲み始めてどのぐらいの期間で効果があるかというと、1週間から2週間程度で出るものではなく、2カ月から3ヶ月継続して初めて効果が実感できます。

サプリは一般的に薬ではないため即効性はありません。 ただ継続して飲むことで少しずつ改善していきます。

実際飲んでいる人も個人差がありますが、3週間ぐらい続けて少しずつ空腹時と食後の数値の差が狭くなってきたという意見もあります。

糖ダウンは数値の改善に効果が期待できますが、食後の数値は食事の内容によって依存します。 サプリだけでなく日々の食事の糖質制限も大切です。

血糖値が乱れて高くなったり下がったりすることは最も身体に負担をかけることになるので、空腹時と食後の数値の差を小さくしていくことが重用です。

ラプラス糖ダウンを使われた方の実に驚きの85%の方が続けたいと言っています。

糖尿病と深く関わりのあるヘモグロビンA1c(HbA1c)とは

ヘモグロビンA1cHbA1c)とは

糖尿病とは、血中の糖分濃度が常時、高い状態にあることを示す生活習慣のひとつです。 これかどうかを判断する一つの数値として血糖値があります。 これは文字通り、血液中の糖分濃度がどれくらいであるかを示しているものです。 正常な状態でこれを計測した時に、その数値が基準値を超えていた場合には、糖尿病やその予備軍であることが疑われると判断できます。 しかしこれ以外にも重視したい、注視しておきたいものがあります。 それがヘモグロビンA1cです。

ヘモグロビンブドウ糖が結合

ヘモグロビン赤血球の中にあるタンパクで、全身に新鮮な酸素を運搬すると言う重要な役割を担っている存在です。 酸素が運搬されなければ細胞、臓器は正常に働くことはできなくなってしまうので、ある意味では人間の命を支えている存在のひとつと言うことができます。 そしてこのヘモグロビンにはある特性があり、それがブドウ糖、つまり糖分と結合しやすいと言うものです。 そしてこのヘモグロビンブドウ糖が結合したものが、ヘモグロビンA1cです。 よって血液検査などでこの値が高いと言う結果が出た場合には、ヘモグロビンブドウ糖がそれだけ多く結合していると言うことが言えます。 更にいうと、ヘモグロビンと結合するくらいに多く、血中にはブドウ糖が存在していると言うことも言えます。 よってこの数値が高い場合にも、糖尿病が疑われることもあります。

外的な影響を受けやすいと言うこと

ところで血糖値は、あくまでも計測時の血糖の状態を示すものです。 つまり食後であれば当然、これは高くなりますし、検査前にストレスを感じたりしていても、やはりその数値に影響が出てくることも考えられます。 決して参考にならないと言うわけではないのですが、つまりそれだけ外的な影響を受けやすいと言うことは頭に入れておく必要があります。 対してヘモグロビンA1cは、過去1~2ヶ月の血糖状態を示しています。 そして計測した時の健康状態や心理状態、またその前に摂取した食事などに左右されないと言うのも、この特性です。 ですからたとえば、血液検査で血糖値は高かったけれどこちらの値は低かったと言う結果が出たとします。 血糖値は高かったのだから糖尿病が心配されると思いがちですが、しかしたまたまその時は、 先に述べた外的要因によって血糖値が上がっただけなのかもしれないと理解することもできます。 そしてヘモグロビンA1cの数値は低かったのですから、少なくともここ1~2ヶ月の血糖状態は良かったと理解することもできます。 これは、それぞれの数値が逆だった場合にも言えることです。

激しい運動ではなく有酸素運動

血糖値は下がっている、だから安心と言うわけではなく、ヘモグロビンA1cは高かったのですから、少なくとも過去1~2ヶ月の血糖状態はあまりよろしくない状況であったと理解することができると言う具合です。 これがたとえば暴飲暴食など、自分で思い当たることがあった場合にはまだよいのですが、自分でも思い当たる節がないと言う場合には注意が必要です。 ヘモグロビンA1cの基準値は5.8%~6.2%に設定されています。 ですからもし、これを超えてしまった場合には、あるいは複数回の計測でも値が改善されなかった場合には、糖尿病であると疑われることになります。 この場合には、様々な対策をとることが必要です。 逆を言えば、様々な対策を先んじて行っていけば糖尿病予防につながると言うことです。 たとえば暴飲暴食は避け、食事に含まれている炭水化物、糖質の量には気をつけることが効果的です。 そしてそれと共に、摂取した糖質をエネルギーとして消費するために、食後1時間後くらいに20分~30分程度の運動を行うのも効果的です。 激しい運動ではなく有酸素運動に該当するウォーキングなどが効果的です。 これらを継続して行うことで、こうした値の改善をはかることは可能ですし、病気の予防も期待することができます。

血糖値が正常であまり表面化されない隠れ血糖値とは

軽度の糖尿病を患っている可能性

健康診断などで血液検査を受けることによって血糖値を計った際、それが正常の範囲内であれば何の心配もなさそうですが、実際にはそうではありません。 こういった場合でも軽度の糖尿病を患っている可能性があり、最終的には重度の糖尿病に移行してしまう可能性もあるのです。 では、こういった場合にはどのような対処をすればよいといえるのでしょうか。

検査にはひっかからない隠れ血糖値

そもそも、血液検査により血糖値の値に異常がみられた場合というのは、糖尿病がある程度進んだ状態であるともいえるのです。 ですから、こういった場合は対処が容易だということができます。 しかしながら、隠れ血糖値とでもいうべき、検査にはひっかからないが実際は血糖値が高いという状態になることもあるのです。 これはいったいどういったことかというと、簡単にいえば食後数時間後に血糖値があがるということなのです。 つまり、健康診断などの場合は空腹時の血糖値を計るわけですから、血糖値は高くでにくくなるといえます(空腹時にも血糖値が高いということはすでに糖尿病が進行しているということです)。 しかし、食事をすると、その後血糖値の値が正常の範囲を超えることがあるのです、これを食後血糖値と呼びます。 さらに、このような状況で糖尿病が進むことを隠れ糖尿病と呼んだりもします。 いずれにせよ、健康診断などの検査では表面化しにくい血糖値の上昇があるというわけです。 このような状態になってしまうのはどのような場合なのでしょうか。

糖尿病と言い切ることはできないレベル

特にこういった状況に陥りやすいのは、糖尿病になりかけている人であるといえます。 つまり、症状が比較的穏やかなため、まだ糖尿病と言い切ることはできないレベルの人のことです。 こういった場合、運動を心がけ、また適切な食事を目指すことで症状が改善されるようになるでしょう。 しかしながら、これくらいの血糖値であれば大丈夫だろうと、特に対策をしない人のほうが圧倒的に多いということができるでしょう。 ですが、こういった場合でももはや初期の糖尿病であると理解して、対策をする必要があるといえます。 そして、このような食後高血糖の状態に陥ってしまうと、同時に糖尿病だけでなくさまざまな疾患の原因を作ってしまうことにもなるのです。 具体的には動脈硬化が糖尿病以外の重大な疾患として、食後高血糖の人には起こりやすいものだといえるでしょう。 動脈硬化はそれ自体に自覚症状がほとんどない疾患です。 ですが、高血圧、心筋梗塞、心肥大などの原因になることでも知られ、それが与える影響は非常に大きいということが出来ます。 さらにそこに糖尿病を併発したとしたら、治療は非常に困難を極めます。 なぜなら、糖尿病は非常に合併症が多い病気であることが知られ、その対策だけでも非常に苦労を伴うからです。 実は糖尿病は、日本人が失明する理由の上位を占めることもある疾患です。

特に高齢の方は注意

このことからも糖尿病がいかに色々なところに悪影響を与えるかがわかるでしょう。 また、食後高血糖は、動脈硬化だけでなく、ガンや認知症の進行を早める原因にもなってしまいます。 また、食後高血糖は空腹時高血糖よりも、心疾患を発症するリスクが高いともいわれています。 このため、特に高齢の方は注意をしなければいけないということができるでしょう。

このように、ある意味で隠れ血糖値とでもいうべき、食後高血糖は糖尿病だけでないさまざまな疾患の原因になることがわかっています。 そして、この食後高血糖は検査をすり抜けやすいわけですから、日頃からの注意が必要でしょう。 特に、糖尿病であると診断されていない方でも、肥満ぎみであったりメタボリックシンドロームの方はこの食後高血糖に注意して、糖分(特に炭水化物)を摂り過ぎないよう気をつける必要があります。

血糖値が高いと、具体的にどんな症状が現れるのか

身体にさまざまな悪影響を与えます

血糖値は、年齢に関係なく上昇することで身体にさまざまな悪影響を与えてしまいます。 最終的にはそれが上がり過ぎることで糖尿病となってしまうこともあるわけです。 この糖尿病は、非常に多くの合併症を持っていることでも知られ、失明してしまったり、足や腕を切断してしまうことにもなりかねないのです。 ではその値が高い場合、具体的にはどのような症状が現れるのでしょうか。

そもそも糖尿病には1型と2型があり、ほとんどの患者が2型の糖尿病に分類されることになります。 1型はほとんど先天性のもので、生まれつきインスリンを作ることが難しい体質の人が患うものだといえます。 それに対して、2型の糖尿病は、そのほとんどが生活習慣の乱れによって引き起こされるものだといえます。 元来日本人はインスリンを分泌するのが苦手な体質であるといわれています。 そこに欧米式の糖類過多の食事が普及したことで、適切にインスリンを分泌することができず、糖尿病になってしまうのです。 さらに運動不足やストレスなどが、そういった糖の代謝に悪影響を及ぼします。 これはどんな病気にでもいえることですが、ストレスなどによって臓器の働きが鈍ってしまうのです。

具体的な症状はどういったものか

このように糖尿病になるということは血糖値が上がるということでもあるのですが、 それでは具体的な症状はどういったものであるのでしょうか。 糖尿病とは、このように代謝が関係する病気ですから、尿に多く影響をおよぼします。 ですから血糖値が高くなると、尿が泡だったり、甘ったるい匂いがしたりするようになります。 また、糖は排出する際に水を必要としますから、多尿になる傾向があるといえるでしょう。 また、尿がたくさんでることで喉が渇くということがいえます。 夏場などに喉が渇くのは通常の生理反応ですが、糖尿病の場合はその渇きが異常に強くなります。 それから、初期症状としては肌のかゆみなどもあげられます。 そして、異常に空腹を覚えるということもあります。 代謝に必要以上にエネルギーを使ってしまうからです。 食後数時間ですぐに空腹になる場合は注意が必要だといえるでしょう。 また、急に体重が減るということもあります。 それと関連して、慢性的に疲れやすくもなるのです。 さらには目がかすむという症状がでることもあります。 血糖値の上昇が進み、糖尿病になってしまうと目の疾患にもかかりやすくなるのです。 そうすると眼底出血などを引き起こして失明につながってしまうこともあるというわけです。

遺伝子的に糖尿病を発症しやすい人

このように血糖値が高いことで出る症状にはさまざまなものがあるといえるでしょう。 とはいえ、すべての人が糖尿病を発症するわけではありません。 しかしながら、遺伝子的に糖尿病を発症しやすい人というのはいます。 近年では遺伝子検査キットもそこまでお金を出さなくても購入して検査をすることができますから、親類に糖尿病の患者がいる方などは念の為に検査をしておくのがよいでしょう。 また、加齢により臓器の働きが弱まり、結果的にインスリンの分泌が弱まってしまうということも考えられますから、ある程度の年齢の方も若年よりは注意が必要です。

とはいえ、きちんとした対応をとることができれば、血糖値は上がりにくくなり、糖尿病を発症しなくてもすむわけです。 ではどのような対処をすればよいのかというと、やはりそれは適度な運動とバランスの良い食事を心がけることだといえるでしょう。 運動はそんなに激しいものを行う必要はありませんが、食事に関しては細かく注意する必要があります。 具体的には野菜を多く摂取するということが必要になってくるでしょう。 また、ストレスは全体的に身体の働きを弱めてしまいますから、しっかり入浴をし、身体を温めてかたたっぷり睡眠をとるなどの対策が必要になってきます。

糖尿病予防に効果的な食べ物や調理法など

ほとんどが日常的な食生活の乱れが原因

大人になってから発症する2型糖尿病では、ほとんどが日常的な食生活の乱れが原因で発症します。 偏った食事を続けていると次第に食後に膵臓から分泌されるインスリンがうまく機能しなくなり、効率的に血糖値を下げることができなくなるので糖尿病になってしまうのです。

このため、糖尿病の予防にはまず毎日の食習慣の見直し、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルといった5大栄養素をしっかりと取り入れた栄養バランスのよい食事をすることが基本となります。

また、積極的に食べることで糖尿病の予防効果が期待できる食べ物も存在するので、こうした食べ物をうまく毎日の食事に取り入れることも糖尿病の予防に効果的です。

代表的なのは食物繊維の多い食べ物

まず、糖尿病の予防効果が期待できる食べ物で代表的なのは食物繊維の多い食べ物です。

食物繊維は糖分の吸収をゆっくりにして血糖値の上昇を緩やかにする働きがあり、血液中の糖分の取り込みもスムーズにしてくれるので、糖尿病の予防に効果的なのです。

食物繊維を含む食品は、しめじやしいたけなどのきのこ類、昆布やわかめなどの海藻類、キャベツやピーマンなどの野菜類が代表的です。 特にピーマンや人参、ほうれん草、かぼちゃ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜には食物繊維に加え、βカロテンやビタミンCのような抗酸化作用のある栄養素が豊富で、これらの栄養素は人体に有害な活性酸素を取り除いて動脈硬化の進行を抑えてくれるので、生活習慣病の予防に最適な食べ物といえるでしょう。

バナナやリンゴなどの果物にも食物繊維が豊富で、血糖値を安定させるミネラルも豊富に含まれているので、糖尿病の予防効果が期待できる食べ物です。 特にリンゴには水溶性食物繊維の一種であるペクチンが多く含まれており、血糖値の上昇を抑えるとともに便通をスムーズにしてくれます。 皮には抗酸化物質のポリフェノールも豊富なので皮ごと食べましょう。

また、主食の白米やパンは炭水化物が豊富ですが、食物繊維はほとんど含まれていません。 玄米や全粒粉パンなら食物繊維も豊富なので、糖尿病の方は玄米や全粒粉パンに変えることをお勧めします。

摂取カロリーにも配慮する必要あり

一方、糖尿病の予防のための食事では、糖分の摂取量だけでなく、摂取カロリーにも配慮する必要があります。

特に、脂肪分を摂り過ぎは中性脂肪やLDLコレステロールの増加を促して動脈硬化を進行させる上、摂取カロリーも増えて体重増加につながります。

つまり、できるだけ脂肪分の少ない食事を日々心がけることが重要といえるので、必然的に脂肪分の多い油を多く使用する調理法は避けることが肝要なのです。

油を多く使う調理法の代表といえば、フライや天ぷら、素揚げなどの油で揚げる調理ですが、油で揚げると大量の油が衣や食材の中に吸収され、たとえ食材が野菜でも大量の脂肪分を摂取することになってしまうので、できるだけ避けるべきでしょう。

揚げ物を食べる場合のちょっとした工夫

どうしても揚げ物を食べたいというときには、できるだけ油を食材に染み込ませないようにすることが大切です。

たとえば、衣を薄く付けて少量の油で揚げ焼きすると摂取カロリーを大幅に抑えることができます。 最近は熱風や高温の水蒸気で食材を揚げ物のように調理できる電化製品も市販されています。 こうした製品を活用すれば少量の油でも揚げ物のような料理をつくることができるので、揚げ物がどうしても我慢できないという方にお勧めです。

これに対し、「蒸す」、「煮る」、「茹でる」のように水を使って加熱する調理法では基本的に油は不要なので、糖尿病の予防や改善に適しています。

野菜は茹でるとお湯の中にビタミンCなどの水溶性のビタミンが溶け出してしまうので、茹でずに蒸すことで栄養を損ねずに食べることができます。

ただし、油の多いお肉などの場合には一度茹でると余分な脂肪が減ってヘルシーに食べられるので、お肉をたくさん食べたいときには最初に茹でた後に調理するとよいでしょう。

糖尿病かも?と思った時、初期症状はどんなものか

初期の場合はとてもわかりずらい

糖の尿の病と書いて「糖尿病」であるため、尿検査で尿糖が(+)になるのがこの病気だと思っている人が少なからずいるようです。しかし、尿糖が(-)でも、この病気のことが多々あります。 尿糖が(+)や(++)になるのは、腎臓の機能が正常であれば血糖値が200mg/dl近くになってからです。 空腹時の血糖値の基準値は70~110mg/dlで、これを超えると糖尿病の疑いが出てきます。

また、約2か月間の血糖値の平均値を表す指標となる検査が、HbA1C(ヘモグロビンエーワンシー)という検査項目です。 HbA1Cの基準値は4.6~6.2%ですが、これが6.5%以上になると糖尿病が疑われます。

糖尿病の初期症状は、特にこれと言ってありません。 初期の場合は、無症状と言ってもよいでしょう。

尿の量が増えたり、口が渇いてやたら水ばかり飲むようになったりといった自覚症状が出てくるときは、既に進行している可能性が大きいです。

数値ではHbA1Cが目安

血糖値の上昇やHbA1Cの上昇が、初期症状の1つだと思ってください。 検査でこれらの数値が基準値を上回った場合は、再検査や精密検査を受けるようにと指示が出ます。

しかしここで、「検査の前日はちょっと食べすぎたからだろう」、「検査の数日前から会食が続いていたからだろう」などと、無理矢理に理由を見つけて自分自身を納得させ、再検査や精密検査を受けない人が少なくありません。 どこかが痛いとか体がだるいなどのつらい自覚症状があれば、検査を受けようと思いますが、自覚症状は特にないし忙しいし面倒だしと、ついつい放置してしまう人も少なくありません。

中には血糖値が400mg/dlを軽く超えていて、検査したその日に即日入院となった人もいますが、「痛くもかゆくもないのに、入院しないとダメなのですか」と怪訝な顔で言っていました。

この病気が怖いのは、このように初期症状が乏しいことです。

3大合併症が起きてからでは最悪のケース

進行してから見つかった場合や、合併症による症状が出てきてから見つかった場合は、日常生活にも大きく支障を来します。

3大合併症と呼ばれる合併症には、網膜症、腎症、神経障害があります。

網膜症になると、飛蚊症と言って目の前に蚊が飛んでいるように見えたり、黒い点がいくつも飛んでいるように見えたりします。 白内障を合併することもあります。

これらの症状があるにもかかわらず放置すると、失明の危険も出てきます。

腎症は蛋白尿で発見されることが多いのですが、蛋白尿が出ても自覚症状は特にないことが大半です。 これも放置すると、最悪の場合は人工透析が必要となります。 週に3回ほど通院し、1回5時間前後の人工透析治療を受けなければならなくなります。 そうなると、仕事も正社員で働くことが難しくなってしまいます。

神経障害になると、足がしびれたり、足の感覚が鈍くなったりします。足にけがをしていても気づかずにひどく化膿してから初めて病院に来る人や、やけどをしていても気づかないこともあります。 こむら返りもよく見られる症状です。

神経障害が進行すると、最悪のケースでは足を切断せざるを得ないこともあります。

また自律神経も乱れて来て、立ちくらみや発汗異常、下痢や便秘などの不調が出てきます。

定期的な健康診断、人間ドックはとても重要

糖尿病は、このように全身に影響が及ぶ疾患です。 血糖値が高い状態が続くと、細小血管が障害されることで全身の様々な臓器に影響を及ぼすのです。

それゆえに、健康診断や人間ドックを定期的に受けて、血糖値やHbA1Cの値が基準値をオーバーしていないかチェックする必要があります。

これらが基準値を上回っている場合は、糖尿病の初期症状だと捉えて、必ず詳しい検査を受けてください。

初期のうちに治療を開始して、合併症を予防することが大切です。